雪蔵仕込みの南魚沼産コシヒカリ|土鍋で炊くご飯と、完全予約制の理由

魚飯時の店名には、「魚」と「飯」を愉しむひと時、という意味が込められています。日常のありふれたことを指す「茶飯事」にもかけた名前です。魚の話をすることが多い店ですが、今回はもう一方の主役、ご飯の話です。
お米は、雪蔵で眠らせた南魚沼産コシヒカリ
魚飯時で使っているのは、新潟県南魚沼産のコシヒカリです。このお米を「雪温精法」という方法で仕上げたものをお出ししています。
やっていることを簡単に言うと、二つです。
- 収穫したお米を、雪を使った蔵(雪蔵)で保管する
- 精米を、低い温度のまま行う
お米は精米したあと、時間とともに酸化が進み、香りも落ちていきます。雪蔵で低温のまま保管し、精米のときにも温度を上げないことで、その変化を抑えます。新米の時期だけでなく、一年を通して、新米のような旨みのあるご飯をお出しできるのはこのためです。
炊くのは、一回ずつ土鍋で
このお米を、土鍋で炊き上げます。公式サイトには、カウンターの上に土鍋がずらりと並んだ写真を載せています。朝と昼のご飯は、この土鍋から始まります。
土鍋で炊いたご飯は、炊き上がりから少しずつ状態が変わっていきます。蓋を開けたときの湯気と香り、粒の立ち方、ほどよい温かさ。いちばんおいしい瞬間は、それほど長くはありません。
完全予約制にしている理由
魚飯時が朝・昼・夜すべて完全予約制にしているのは、この「炊き立て」をお出ししたいからです。お客様がいつ来られるか分からない状態では、土鍋のご飯を最良のタイミングで炊くことができません。ご予約をいただき、各回一斉にスタートすることで、炊き立てのご飯と出来立ての料理を揃えてお出ししています。
急なご来店にお応えできないのは心苦しいのですが、ご飯を主役にする店として、ここは譲れないところです。
朝と昼、それぞれのご飯の楽しみ方
朝「最高の朝食」(8:15〜9:15、2,200円)
朝食では、土鍋ご飯に旬の焼き魚、だし巻きと辛子明太子、炊き合わせの小鉢、野菜たっぷりの味噌汁が並びます。献立には鯛茶漬けも入っていて、白いご飯のまま食べたあと、お茶漬けで締めることができます。一膳の中で味わいが変わるのが、朝食の楽しいところです。
昼「旬の贅沢御膳」(11:00〜12:30/13:00〜14:30、2,800円)
昼は、その月のメインの魚を何通りかの料理で仕立て、天麩羅や茶碗蒸しなどと一緒にお出しします。焼き物、煮物、締めた魚と、味わいの違うおかずが並ぶので、ご飯の進み方も変わってきます。11月のメインの魚は秋刀魚です。
炊き込みご飯に変えることも
朝・昼とも、+650円で季節の炊き込みご飯に変更できます。10月は栗と鶏そぼろでした。同じお米でも、白いご飯とはまったく違う表情になります。
※献立は例です。季節や仕入れにより内容が変わります。
ご予約
炊き立ての土鍋ご飯をご用意するため、魚飯時は完全予約制です。下記の予約ページから、日時と人数を選んでご予約ください。
Access
〒860-0844 熊本県熊本市中央区水道町1−9
Rビル 1f-1 (手取神社参道内)
※駐車場はございません。

